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日本、中国牽制の企てが空振りに (2)

 (1)日本が中韓との閣僚級協議の開催が困難な中、ロシアと「2プラス2」を行ったこと自体が非常に注目される。

 (2)ロシアはこれまでずっと日本を真の独立国と認めず、むしろ米国の従属国と見なしてきた。今ロシアは日本を真の独立国と見なし始め、経済分野だけでなく安保分野でも協力を試みている。

 (3)今回の協議は米国と相談した後ではなく、日本が独自に決定したものだ。日米同盟を基礎とする日本の安保方針に変わりはないが、今回の協議は日本が安保政策の自主的構築を始めたことを示すものだ。

 今回の協議で日本側に具体的成果はなかったとアナリストは指摘する。まず、中国牽制の企てが空振りに終わった。朝日新聞の記事によると、日本はロシアとの関係強化によって中国を牽制することを今回の協議に期待していた。だがロシアはこの見方に強く反発。モルグロフ外務次官は開催前に「中国牽制論」を否定した。日本側の出席者によると「日本側は中国について話をしたが、ロシア側は乗ってこなかった」という。次に、北方四島(ロシア名・南クリル諸島)問題で何ら進展がなかった。日本は協力強化、関係緊密化によって、北方四島問題の解決を促すことを期待していた。だがロシアは経済協力の強化を優先する姿勢を貫き、領土交渉に興味を示さなかった。第3に、ロシアは日米のミサイル防衛システム配備に強い懸念を表明した。小野寺氏は「日本国内の防衛のためだけで、純粋に防衛的な手段」と説明したが、ショイグ氏は記者会見で「アジア太平洋地域の戦略バランスを崩しかねない」と表明した。

 凌氏は、ロシアはアジアでの地位の向上と、日本に対する米国の影響力を弱めるという目的を達成したと指摘した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年11月4日

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