父の日:お父さんの「待遇」はお母さんの8分の1
人民網2013年「父の日」特別企画--お父さんからのお言葉 |
母の日とこどもの日は先日過ぎた。そして父の日がひっそりと訪れようとしている。「父」関連の商品は「母」「子ども」関連の商品よりはるかに少ないことを示す数字がこのほど発表された。広州日報が伝えた。
あるネットショッピングサイトでは「お父さん」関連の商品は32万点しかなく、過去1カ月間に「父」へのプレゼントを検索した人は1日平均800人余りに過ぎなかった。商品数を見るとネット上でのお父さんの「待遇」は、お母さんの8分の1以下、恋人の20分の1、子どもの30分の1だ。
これについてあるネットユーザーは「中年男性の好きなもの、適したものは比較的少なく、生活に求めるものも比較的シンプルだからだ」と指摘した。
母親と同じように子どもたちに心血を注いできた父親たちは、父の日に手ぶらでも本当に落ち着きを保てるのだろうか?自身も父親である民俗学者の艾君氏は「本当の男は、こうしたことを余り気にしない」と言う。「同じように子どもを愛護し、教育するが、父親と母親は自然な性質が異なり、異なる社会的役割を演じる。『厳父慈母』の伝統的観念から、父と母は子に対して異なる方法で接する。求められる社会的責任と家庭的責任は男女で異なる」。
こうした待遇の違いを「気にしない」度量の大きさを示す父親もいる。山東省済寧市の何思さんは同世代の人から「模範的父親」と見られている。娘を海外留学に送り出している何さんは「父と母は子どもの愛し方が異なるので、子どもの親孝行の気持ちの表現方法も違ってくる。娘が父の日を覚えていなくてもかまわない。内に秘めた父の愛は祝日の形式での見返りを必要としない」と語った。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年6月16日