遺伝子組み換え大豆 中国輸出にゴーサイン
新華社は13日夜に、「中国農業部(農業省)はこのほど、3種類の遺伝子組み換え大豆の輸入安全証書を発行した」と報じたが、どの国から輸入されるかについては説明がなかった。これまでに、中国政府がアルゼンチンおよびブラジル産の、遺伝子組み換え作物の輸入を許可したという情報が伝わっている。新京報が伝えた。
◆海外でも遺伝子組み換え作物の輸入が許可
新華社は13日夜、「国家農業遺伝子組換え生物安全委員会の審査結果に基づき、中国農業部は巴斯夫(BASF)有限公司の申請していた除草剤耐性大豆CV127、孟山都(モンサント)遠東有限公司が申請していた害虫耐性大豆MON87701、害虫・除草剤耐性大豆MON87701×MON89788の三種の加工原材料になる輸入遺伝子組換え生物に対して、安全証書を発行した」と報じた。
上述した企業はいずれもグローバル企業だ。新華社は遺伝子組み換え作物の輸入国については、説明しなかった。
中国商務部はアルゼンチン国営通信社の報道を引用し、「アルゼンチン農牧漁業省のジャウアール長官は、先週北京で開催された第1回中国・ラテンアメリカ・カリブ国家農業長官フォーラムの閉幕式で取材に応じ、中国政府はこのほどアルゼンチン産の3種類の遺伝子組み換え大豆、1種類の遺伝子組み換えトウモロコシの、中国への輸出許可を出したと発言した」と発表した。
海外メディアの報道によると、ブラジル農務省も今週月曜日に、中国が3種類の遺伝子組み換え大豆の輸入を許可したと表明した。