スタバ役員が暴利批判に反論、「中国の利益率は高くない」 (2)
◆カフェラテの価格、他社を下回る場合も
カルバー氏は、「当社のカフェラテの価格は、中国の方が米国より高額になっている」と認めたが、「カフェラテの中国での価格は、競合他社の価格に近く、時にはそれを下回っていることがある。当社の中国での価格は競争力を持っている。中国での利益率は、米国よりも高くない」と述べた。
カルバー氏はロイター通信の取材に応じた際に、「高額な食品コスト、社員教育の大規模投資、十分で安全な現地の食材の確保は、当社の中国における粗利率が絶対に米国よりも高くないことを意味する」と語った。
カルバー氏はさらに、「当社の中国の店舗は一般的に米国よりも広い。これは中国の多くの顧客が店内に滞在することを好み、80%の米国の顧客は習慣的にテイクアウトを利用するためだ。当社の中国の店舗は混雑しており、面積を拡大する必要がある」と話した。
チャイナ・マーケット・リサーチ・グループのアナリストのジェームズ・ロイ氏はAFP通信に対して、「スターバックスの中国市場での位置づけは、米国と異なっている。同社は中国で、店舗をより高級にし、店内環境を整えるために、より大規模な投資を行っている」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年10月23日