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中国建設銀行東京支店。 |
所在国の状況に適応した発展戦略の策定は、海外での事業展開にとって極めて重要だ。李支店長によると、建設銀行は「一行一策」戦略を打ち出した。つまり各海外機関の所在国・地域の規制・監督環境および市場環境の特徴の違い、各海外機関の発展段階に基づき、建行の全体的発展戦略の指導の下、各海外機関ごとに異なる策を定めるものだ。この戦略は海外業務発展に対する本店の全体的戦略方針を体現すると同時に、現地の市場および支店の具体的状況にも合致しており、各海外機関の比較優位の発揮を重視するものだ。
この指導方針の下、建行東京支店も日本市場の特徴に応じて発展戦略を策定した。李支店長は建行東京支店の発展戦略について次のように説明した。
まず、「顧客に付き従う」業務を積極的に成し遂げ、業務発展の土台を固める。東京支店は建行本店の全体方針「全体にサービスし、顧客に付き従う」の導きの下、建行の中国国内の顧客資源を拠り所とし、「海外進出」した顧客に「世界一体化」サービスを積極的に提供する。次に現地業務を着実に発展させ、将来の発展の基礎を固める。中国と経済・貿易業務関係にある日本企業、中国に投資する日本企業を重点対象に営業を行う。建行グループの日本での代表として、本店による中国国内の日系企業に対する一体化サービスの統一・調整に助力する。
この他、建行グループの主要円決済行としての地位と役割を引き続き打ち固め、高め、円決済の効率と質を高めると同時に、中国国内の中小銀行との協力を強化し、より広い繁栄で顧客に良質で効率的な円決済サービスを提供すべく努める。これと同時に、法人業務と個人業務の両輪駆動を堅持し、個人業務の発展を加速し、数多くの在日華人および現地顧客に良質なサービスと選択をより多く提供する。建行は中国国内の営業ネットワークが充実しており、顧客基盤も厚く、在日華人を含む数多くの顧客により良質で効率的な個人銀行サービスを提供できる。
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