世界最大の地震速報システムが建設完了
【中日対訳】 成都ハイテク減災研究所が18日に明らかにしたところによると、同研究所はこれまでに、40万平方キロメートルをカバーする地震速報システムを構築した。同システムは37万700平方キロメートルをカバーする日本の地震速報システムを上回り、世界最大の地震速報システムになった。京華時報が伝えた。
同システムは、甘粛省・陝西省・四川省・雲南省など8つの省・直轄市の一部地域に設置された1213基の地震モニタリング装置と速報センターから構成され、さまざまな方式による情報受発信を実現する。同システムの総価値は1億6000万元(約24億円)に達する。同システムはカバー区域およびその周辺の8000万人の住民、高速鉄道・地下鉄・化学工場・原発などのライフラインに地震速報サービスを提供する。
同システムは現在までに、1200回以上の地震を通じて検査を実施しており、2013年2月19日に雲南省巧家で発生した壊滅的な地震の速報に成功した。これは◆川県の被災地で発展した技術が、中国のその他の地域の防災・減災に役立てられていることを示すものだ。(編集YF)
*◆はさんずいに文
「人民網日本語版」2013年3月19日