中国津波予警報システム 地震発生15分以内に自動警報
中国国家海洋局が8日に発表した情報によると、中国の次世代津波予警報システムは、2012年12月31日に業務化試験運行に入った。国家海洋環境予報センターの于福江副主任は、「新システムは世界のいかなる海底区域で地震が発生したとしても、15分以内に津波予警報の第一報を伝えることが可能だ」と語った。中国新聞網が伝えた。
同システムは津波予警報データの収集と処理、津波の数値の計算、津波警報の作成、津波警報の発表といったすべての機能を持つ。これは中国が世界海底地震およびそれにより引き起こされる津波に対する、自動化されたモニタリング・予警報能力を初歩的に備えたことを示す。
また12月31日同日、国家海洋環境予報センターの海洋予報業務監視システムも、試験運行を開始した。
国家海洋環境予報センターのネット・コンピュータ部の林志環副主任は、「同システムは全国の海洋環境、海洋状況、漁船のリアルタイム監視、予警報情報を一体化させた監視システムだ。情報の集約により可視化表示が可能で、上述した情報に対してリアルタイムの監視を行う」と説明した。
林副主任は、「同システムは海洋災害発生期間の緊急部署と対応の能力を強化し、全国海洋予報に関する各種モニタリングデータの自動化監視を実現した」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年1月9日