IAEA理事会 中国の理事が福島原発のコントロールを要請
IAEA(国際原子力機関)理事会は9日にベネチアで会議を開いた。中国の理事に新任した王毅靭氏は会議で講話を発表し、日本に対して福島原発の放射能汚染水漏出の問題を即刻コントロールするよう求めた。人民日報が伝えた。
福島原発の汚染水漏出問題は、同会議の重点議題の一つだ。王氏は、「日本は有力な措置を講じ、事故の周辺環境への影響を最大限に緩和し、迅速かつ正確に周辺諸国・地域・国際社会に関連情報を伝えるべきだ」と語った。
王氏は、「中国は原発発展の中で、常に原発の安全と緊急対策を重視している。福島原発事故後、中国政府はすでに一連の効果的な対策を講じたほか、新たな原発安全および原発発展の計画を打ち出している。現在、関連措置は徐々に徹底されている。中国政府は2013年に『国家核緊急対応マニュアル』(改正版)を発表し、かつ全国核緊急対応PRウィークを実施し、人々の原発安全および緊急対策に対する理解を深めた」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月10日