習近平国家主席、オバマ米大統領と会談
習近平国家主席は6日、ロシアのサンクトペテルブルクで米国のオバマ大統領と会談した。
習主席は「中米関係は今、良好な発展の勢いを維持している。我々は新型大国関係という正しい方向に向け、たゆまず歩み続けるべきだ。私はオバマ大統領と頻繁な意思疎通・交流を保っていきたい。両国は第4回中米人文交流ハイレベル協議と次回の中米商業貿易連合委員会会議を着実に実施し、中米軍事交流プロジェクトを積極的に実施し、各分野での対話と協力を強めていく必要がある」と述べた。習主席はまた、中国の経済状況について紹介し、現在の中国経済が安定成長であることを強調したうえで、「我々は改革開放を堅持し、発展方式の転換と経済構造の調整を促進していく。我々は、中国経済が継続的かつ健全な発展を実現すると信じている。このことは中米協力にさらなるチャンスをもたらすだろう」と指摘した。
オバマ大統領は「米国は、中国が持続的かつ平和的に発展し、国際社会で責任ある役割を果たすことを歓迎する。多くの世界的な重要問題において、米中両国は共通の利益を共有している。米国は米中軍事交流を保ち、引き続き相互信頼を促進していきたい。私は中国側が提起した両国提携に関する建議を重視し、米中戦略・経済対話などのメカニズムの役割を重視している。共通の関心事を適切に処理し、経済貿易・投資・気候変動への対処といった分野での協力を積極的に推進していく。米国は、強力な二国間投資協定を結ぶことが両国にとってプラスになると信じている」と述べた。