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中国国家海洋局:「福島原発の放射性物質による影響、当面はなし」

 中国国家海洋局はこのほど、「東京電力福島第一原子力発電所(福島第一原発)の放射性物質汚染水漏れ事故が発生して以来、国家海洋局は3年近くにわたり、西太平洋の公海海域において追跡モニタリング作業を継続してきた。その結果、福島第一原発から海洋に漏れだした放射性物質汚染水の範囲はいっそう拡大しており、北緯20度の海域で、同事故で漏れだしたと見られる放射性ヌクレイン134Csが見つかった。2013年の最新モニタリングの結果、福島第一原発事故による放射性物質汚染水は、当面の間、中国の管轄海域には影響は及ぼさないと思われる」との見解を発表した。人民日報が伝えた。

 メディア報道によると、福島原発事故が発生して以降、放射性物質を含む汚染水が継続的に海に流出している。国家海洋局はこれを非常に重視し、大規模なモニタリング作業をスタートさせた。最新のモニタリング結果によると、汚染水は今のところ中国の管轄海域に直接の影響を及ぼしてはいない。国家海洋局は今後も福島第一原発事故に関する最新情報に常に注目し、西太平洋の公海海域におけるモニタリング作業を継続し、最新の影響をしっかり把握し、中国の正当な海洋権益を守る方針だ。必要時には、福島原発事故が西太平洋の公海海域のもたらす影響の範囲・程度を全面的に掌握するため、国際社会の要求にもとづき福島近海に入り、他国と協力してモニタリング作業を実施する構えだ。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年8月26日

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