テレビ東京が東京のオリンピック開催決定を無視
テレビ東京は日本の関東地方をカバーするテレビ局で、多くのアニメ放映量や事件報道が手薄なことで一貫して知られていた。同局にはどんな突発的ニュースが発生しても、断固として予定の番組を放映するという伝統があることから、インターネット利用者からは「テレビ東京の最強伝説」と冗談めかして呼ばれている。2011年3月の東日本大震災の際に、同局はNHKが速報を発表してから8分後にやっと「しぶしぶ」緊急番組を放映し、緊急番組を最も遅く発表したテレビ局となった。また地震からわずか1日を経た13日早朝にはアニメ番組の放映を再開し、当時最も早くアニメ放映を再開した局でもある。人民網が伝えた。
そんな同局の独特な放映姿勢が8日、再び注目を集めている。2020年のオリンピック開催地が東京に決定した7日、日本の主なテレビ局はいずれも祝賀番組を放映したが、テレビ東京のみは普段と変わらぬテレビショッピング番組を放映していたのだ。ツイッターでは「NHK、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビが『東京がオリンピック開催地に!』と伝える中、テレビ東京は『この輝く大きなダイヤモンドをご覧下さい!』と伝えている」という書き込みが掲載された。画面を記録した写真では各局が次々とお祝いの番組を流す中、唯一テレビ東京のみが普段と変わらずテレビショッピング番組で輝くダイヤモンドを映し出しており、ネット利用者の話題を集めた。
同日午後1時1分に別のネット利用者が「日本のオリンピック誘致成功の際にダイヤモンドのCMを放映し、朝鮮の指導者死去の際には鯉の番組を、酒井法子の謝罪の際には低俗なアニメ番組を、日本中のテレビ局が放映終了の時間にポケモンを放映し、大規模の停電の際には逆に追跡報道したが、停電となるとどの報道も見ることができないのに。テレビ東京には感服だ」とコメントし、日本の主要各局の放送を比較する写真を掲載している。この書き込みに「本当に珍しい局だ」、「独自路線の局だ」といったコメントが寄せられている。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年9月9日