水質チェック モノのインターネット時代に
中国が独自開発した「モノのインターネット技術に基づくスマート水質自動モニタリングスシステム」がこのほど、中国環境科学学会による成果審査会に合格した。同システムは、▽モニタリング・パラメータの拡張性が低い▽オンライン水質コントロール方法がない▽異常データのスマート化識別能力が不足している--といった現在のシステム建設に存在するボトルネックを解消し、中国水質モニタリングを新たなモノのインターネット時代に突入させた。人民日報が伝えた。
力合科技(湖南)股フェン有限公司は、2009年から4年間の研究を経て同システムを開発し、80数項目のパラメータの柔軟な配置を実現した。同システムは運行の過程の記録、標準サンプルのオンライン検査などを含むオンライン水質コントロールシステムを構築し、自動モニタリングデータの品質とトレーサビリティを保証した。
同システムはすでに湖北省丹江口ダム、広西チワン族自治区を流れる竜江、広東省を流れる小東江などで応用され、安定稼働で高い信頼性を確保しており、水質汚染事件のモニタリングで大きな役割を果たしている。中国工程院院士、中国環境モニタリング総駅研究員の魏復盛氏ら多くの専門家は実地調査後、同システムに多くの技術革新があり、プロジェクトが全体的に国内トップレベル、世界先進レベルに達していると判断し、科学技術成果の審査結果を合格とし、使用の早期普及を提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年10月18日