次世代情報技術革命の大きな波が起こる中、超高精細動画や人工知能(AI)などの産業が通信キャリアの次の戦いの重要ポイントになっている。1千億ドル規模ともいわれる市場を開拓するため、中国聯通(チャイナ・ユニコム)はこのほど3大キャリアの中で真っ先に、「5G時代におけるコンテンツデリバリーやエッジコンピューティングなどの市場に進出する。5G時代のスマートライフへのサービス提供者になるよう努力する」と宣言した。「北京日報」が伝えた。
中国聯通が網宿科技と共同出資して設立した雲際智慧科技有限公司が21日に正式に発足した。同公司はコンテンツデリバリーやエッジコンピューティングなどの分野での技術革新を主に手がけ、4k、8K、VR(仮想現実)などの超高精細動画産業やAIなどの分野でサポートを提供する。
エッジコンピューティングはスーパーコンピューター方式とも呼ばれ、より速い応答速度を実現し、モノのインターネット(IoT)、超高精細動画などの分野でのリアルタイム業務、スマート応用といった基本的なニーズに対応する。調査会社トレンドフォースの最新の予測によると、「エッジコンピューティングの製品とサービスの市場は現在から2022年まで30%を超える複合年間成長率で成長し、1千億ドル(1ドルは約110.7円)クラスの市場をもたらす可能性がある」という。
中国聯通集団の梁宝俊副社長は、「中国聯通は5G、AI、IoT、インダストリアル・インターネットなどの分野で事業展開を進めており、クラウドコンピューティング、インターネット、政府、金融、製造など多くの産業と消費者に向けて、5G時代の次世代のコンテンツデリバリーおよびエッジコンピューティングの能力を高めていく」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年2月22日
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