英国バーミンガム大学は15日、2019年から中国の高考(中国大学統一入学試験)の成績に基づく入学申請を受け入れると発表した。英国の研究型大学で構成されるラッセル・グループの一員のうち、中国の高考の成績に基づく入学申請を受け入れたのは同大学が初めてだ。人民日報海外版が報じた。
バーミンガム大学のスポークスマンは、「中国の高考の成績を認めるオーストラリア、米国、カナダ、欧洲諸国の大学は増加している。当校は来年から、高考の成績が平均80点(100点満点として計算)以上で、その他の学術や英語などの要求を満たしているハイレベルの学生の受け入れを始める」と説明した。
バーミンガム大学のデービッド・イーストウッド学長は、「世界各地の学生が当校で学習するのを歓迎している。中国の学生は、当校の教育と科学研究において不可欠。当校は高考という謹厳で重要な試験を認め、最も優秀で勤勉な中国の学生に豊富な学習と研究の機会を提供したい。遠大な抱負を持つそうした学生が当校に入学するのを楽しみにしており、歓迎する」と語った。
英国の高校の学習内容は中国とは異なるため、英国の大学のほとんどが中国の高考の成績に基づく入学申請を今のところ認めていない。中国の学生が英国の大学学部に入学する場合は、まず、1年か半年、進学準備コースで学習しなければならない。
一方、中国の高考の成績による入学申請が認められことになったバーミンガム大学の場合、来年の中国の高考に参加した学生は、その入学要求を満たしていれば、進学準備コースで学習する必要はなく、直接同校の学部に入学することができる。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年10月18日
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