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中国の大学入試の成績を欧米の大学がますます重視する理由とは?

人民網日本語版 2018年07月11日08:43

資料写真

米ニューハンプシャー大学は先ごろ米国の一流州立大学としては初めて、中国の高考(大学統一入学試験)の成績に基づく入学申請を受け入れた。同校の広報担当のマンツ氏はその理由について、多くの優秀な中国人学生を募集するためと話した。環球時報が伝えた。

英BBCの報道によると、申請者は大学入試の成績を提出するほか、英語試験とビデオ面接を受け、さらに高校時代の成績表を提出する必要がある。マンツ氏は、「最終的な合格基準についてはまだ検討中だ。中国の学生はさらにACT(American College Test)もしくはSAT(大学進学適性試験)を受験する必要があるだろう」と話した。

◆ニューハンプシャー大学以外の大学でも

西側諸国の大学はこれまで、長きにわたって中国の大学入試に注目してきた。豪政府は中国の大学入試を研究し、2009年に調査報告書を発表した。同報告書は、豪州の大学はこれを効果的な学生選抜方法にできると判断した。シドニー大学は2012年より中国の大学入試の成績を認めるようになった。今やオーストラリア国立大学、マッコーリー大学、ニューサウスウェールズ大学、アデレード大学、西オーストラリア大学など、豪州のトップクラスの7校が含まれる20数校が受け入れている。

米国ではニューハンプシャー大学の他に、サンフランシスコ大学、サフォーク大学、イリノイ工科大学なども中国の大学入試の成績を受け入れている。中国の大学入試の成績が550点以上の学生であれば、米国で70位台につけるブリガムヤング大学に入学を申請できる。中国の高校生は2015年から、大学入試の成績によりサンフランシスコ大学に入学申請を出せるようになっており、IELTS、TOEFL、SATを受験する必要がなくなった。

NZ名門のリンカーン大学も最近、本科の全専攻で受け入れを開始した。英国トップのケンブリッジ大学も、中国の大学入試の成績を認めるようになった。上述した国のほか、シンガポール、韓国、ドイツ、イタリアなど20近くの国と地域の大学が認めている。


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