フードデリバリー依存から垣間見える若者の「生きる上でのストレス」

人民網日本語版 2019年03月29日15:19

最近、一部のフードデリバリー・オンラインプラットフォームで、「料金が上がった」、「特売イベントが減った」、「配送料も上がった」と感じている消費者が少なくない。工人日報が伝えた。

オンライン・フードデリバリーの値上げには、複数の要因がある。各店舗は、プラットフォームの力を借りて個人消費者と低コストで結びついたが、商店と消費者が負担しなくて済む情報サービスから配送サービスまでのコストは、実はプラットフォームが負担している。

オンライン消費モデルが普及し始めた頃は、プラットフォームは融資を通じて市場を拡大していくが、どんな融資も無制限というわけにはいかない。さまざまな補填によって市場シェアを獲得した後、プラットフォームは引き続き利益を出さなければならず、必然的に補填額は徐々に減少し、商店からもより多くの手数料を取るようになった。これは、ネット配車予約でも同様で、フードデリバリーも避けられない道だといえる。一方、人件費や家賃、原材料のコストのプレッシャーに直面し、多くの商店の商品価格も上昇し続けている。

「中国シェアリングエコノミー発展年度報告(2019)」によると、2015年から2018年まで、中国におけるオンライン・フードデリバリー収入額の増加スピードは、年平均117.5%で、伝統的な飲食業の12.1倍に上り、飲食業収入総額に占める割合は1.4%から10.6%にまで上昇した。2018年、中国のオンライン・フードデリバリー収入額は約4712億元(約7兆7600億円)に達した。

フードデリバリー価格が今後も上がり続けた場合、消費者は注文し続けるのだろうか?さらに言えば、フードデリバリーに対する現在の若者のニーズがこれほど大きい理由は何か?今の若者は自炊しないということになるのだろうか?

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