商湯科技(センスタイム)と上海国際汽車城集団がこのほど事業提携した。双方は前者の人工知能(AI)技術を利用し、商業化バス運営及び運転手の管理を強化し、乗客のスマート乗車体験を改善する計画だ。経済日報が伝えた。
上海各地の100本以上の驛動バス路線のうち38本がスマート化改造を済ませている。商湯科技の「スマート運転室」を搭載することで、運転手の身元確認をし、疲労、集中度などの状態をリアルタイムでモニタリングし、注意を促すことができ、乗客も顔認証で乗車できるようになる。この技術は将来的に、すべての路線に搭載される計画だ。
商湯科技の運転手モニタリングシステム「センスドライブDMA」を搭載すると、上海驛動バスは一般的なIRカメラによって顔認証、まばたきの測定、集中度の測定、集中力散漫の動きのチェックを同時に実現できる。また交通シーンにおけるデータを収集・処理することで、バスに最大限の安全保障を提供している。
また言及すべきなのは、この商湯科技と国家コネクテッドカー(上海)試行モデルエリアによる事業提携が、モデルエリアのシーンバンクを構築するためのデータの基礎を固める。双方が協力し集めるデータはモデルエリア試験シーン設計と試験マニュアルの研究・制定に用いられ、上海コネクテッドカー路上試験をさらにサポートすることになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年3月22日