中国初の糖尿病ジェネリック医薬品の発売が許可

人民網日本語版 2019年03月29日15:14

青島百洋製薬有限公司の生産ライン

青島百洋製薬有限公司はこのほど、その高級ジェネリック医薬品製剤技術に重大な進展があったと発表した。浸透圧ポンプ放出制御技術を採用するメトホルミンの新薬「奈達」がアメリカ食品医薬品局(FDA)から販売許可を得たという。これは世界大手の製薬会社による糖尿病治療薬の独占を打破する可能性がある。情報によると、その第1陣となる薬品が間もなく米国市場に送られる予定で、かつ年内にも中国で販売を許可され、中国初の浸透圧ポンプ放出制御型のメトホルミン製品になる見通しだ。経済日報が伝えた。

世界の複数の権威ある機関は、塩酸メトホルミンが2型糖尿病の治療に最も適していることを証明済みだ。しかし国内の製剤水準などさまざまな原因により、中国と米国の糖尿病患者が選べる薬のタイプには大きな差がある。米国市場は徐放性製剤が中心で、市場シェアが94%に達しているが、国内では22%ほどに留まっており、かつ浸透圧ポンプ型のメトホルミンは流通していない。

奈達は先進的で独特な浸透圧ポンプ放出制御技術を採用し、薬品が体内で均等に放出されるようにしている。薬の血中濃度をより安定的にし、胃腸の刺激と副作用を弱めると同時に、糖尿病患者の服用回数を減らし、服用の習慣をつけやすいようにした。これにより多くの2型糖尿病患者に福音をもたらした。またその活性成分や服用手段、種類と使用量、使用条件や生物学的同等性が先発薬と一致し、FDAの規定を完全に満たしている。情報によると、中国での販売価格は米国市場における先発薬の1%になる見通しだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年3月29日

  

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