鑑定の結果、この麺は小麦を原料としておらず、粟で作られていることが分かった。残留物見本を分析したところ、少量の油脂や植物のケイ素、および少量の動物の骨の破片も検出された。ある専門家は、「これらはおそらく、麺の材料だろう。肉入り麺の類かもしれない」と推測している。
〇阿斯塔那古墳から出土した餃子
考古学隊員は、以前、阿斯塔那(アスターナ)古墳群で、唐代の餃子を発見した。それらはかなり石灰化しており、色は黒く、石のように硬かったが、外形はほぼ完全な形を留めていた。餃子の皮は、小麦粉を材料として作られており、木椀の中でまるで三日月のように残され、現在の餃子にそっくりだった。
中国社会科学院考古所の趙志軍研究員は、「阿斯塔那古墳群で出土した三日月形の餃子は、中原地区における小麦粉食品の製作特徴に合致しており、当時、各地区の間で文化交流があった証だ。また、ある側面からみると、これは、当時、中原地区の飲食風俗がすでに西域にまで伝わり、西域の人々から歓迎されていたことを立証している」と指摘した。
このほか、考古学隊員が古墳の中で発見した「グルメ」には、骨のスープやナン、陽幹魚、牛肉煮などがある。趙研究員は、「出土した食品から、それらの背後にある人文のストーリーを解読し、それらが秘蔵している文化的な内容を掘り出すことができる」と話す。食品を含む古代遺跡や出土品の研究分析を進めることで、さまざまな角度から当時生きた人々の生産生活のシーンを再現することができる。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年4月15日
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