孔鉉佑駐日大使「世界経済ガバナンスにプラスのエネルギーを」 (2)

人民網日本語版 2019年06月25日10:29

「海、百の川を納め、容の大なる有り」。中国は一貫して開放型世界経済の構築を提唱し、多国間主義が各国民の利益に最もかなう必須の道であると信じている。G20発展の歩みは、先進国と途上国が同舟相救い、手を携えて共に歩んできた発展の歴史だ。世界経済の激変を前に、各国は対等な協議をし、団結し助け合い、開放的・包摂的で、手を携えて協力して初めて、時代の困難を共に克服し、互恵・ウィンウィンを実現することができる。G20が引き続き同舟相救うパートナー精神を堅持し、マクロ経済政策の調整を強化し、世界経済の安定的成長を促進すること、特に発展の観点を際立たせ、数多くの途上国の懸念に配慮することを希望する。特定の国が経済貿易摩擦をエスカレートさせている現在は、なおさらにコンセンサスを堅持し、意見の溝に適切に対処することが必要だ。

習主席は今回、中国の国家元首として9年近くぶりに日本での国際会議に出席する。安倍晋三首相を含む日本の各界は習主席の来日とサミット出席を熱烈に歓迎し、習主席を重要で尊敬すべき客人と見て、習主席のサミット出席を大阪サミットと日本への中国側の重要な支持の表れだと考えている。世界第2、第3の経済大国である中日には、各国と共に世界経済の「安定の錨」及び「スクリュー」としての役割をしっかりと果す責任と能力がある。近く開催される大阪サミットで、中日が各国と共に努力して世界経済の発展に自信を与え、原動力を加え、自由で開かれた、包摂的で秩序ある国際経済環境・秩序の構築に尽力することを期待する。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年6月25日

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