アマゾンの電子書籍サービス・Kindle委託研究機関のケルトングローバルリサーチは先ごろ、世界13ヶ国で読書に関する調査研究を行った。調査対象者は米国やカナダ、メキシコ、ブラジル、ドイツ、英国、スペイン、フランス、イタリア、オーストラリア、インド、中国、日本の2万7千人に及んだ。人民日報海外版が伝えた。
調査研究結果によると、読書は人を喧噪から離れさせ、体と心をリラックスさせ、読書が好きな人はほかの人より楽しく、満ち足りているという。調査対象者の半数近く(45%)は良書をより多く読むことを個人的な年間成長目標にしている。また、70%の調査対象者が「読書のためにほかのスケジュールを遅らせたり、キャンセルしたりしたことがある」と回答。さらに一部の人に至っては、読書の優先順位をダイエットや朝寝坊より上にしていた。
多くの中国人調査対象者にとって、読書と休日は切っても切り離せない関係にある。中国人調査対象者の68%が休日は読書に没頭する最も良い時間だと考えており、半数以上(55%)の調査対象者が読書は休日にする最も好きな事だと回答した。
多くの読者は書籍を利用してほかの人と深い関係性を築いており、同時により意義のある対話のきっかけとしている。8割を超える調査対象者が自分の良好な人間関係を読書のおかげだと回答し、81%が人との対話や議論の際に読書に関する内容を取り入れたいと回答した。中国人調査対象者の95%が人と本に関する話題について話すことを望んでおり、ストーリーや好きな登場人物、議論の的になっているテーマなどはいくら話しても疲れることのない議論内容だとしていた。
読書は恋愛生活においてもロマンチックなスパイスになっている。世界で調査対象となったカップルの41%が、読書に関する議論は相手を最初に好きになった理由の一つだと回答。中国人調査対象者ではこの割合は72%に達している。65%を超える調査対象者が読書は彼らのパートナー選びにおける重要な要素だとしており、中国人調査対象者ではこの割合が81%にも達している。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年7月2日