中国の宇宙実験室「天宮2号」、制御を受け近く大気圏再突入へ

人民網日本語版 2019年07月15日14:45

中国有人宇宙飛行事業弁公室が明らかにしたところによると、宇宙実験室「天宮2号」は計画に基づきすべての拡張試験を終え、北京時間2019年7月19日に制御を受けつつ軌道を離れ大気圏再突入する予定だ。少量の残骸が南太平洋の予定されている安全海域(西経160−90度、南緯30−45度)に落下する。中国青年報が伝えた。

天宮2号はドッキング目標機「天宮1号」の予備機をベースに改良・開発されたもので、実験モジュールと資源モジュールに分かれる。全長10.4メートル、船体の最大直径は3.35メートル。ソーラーパネルを開いた後の翼幅は約18.4メートル、離陸重量は約8.6トン。有人宇宙船「神舟」及び無人宇宙補給船「天舟」とドッキングし、軌道上推進剤補給、宇宙科学実験及び技術試験の展開といった重要な機能を持っている。

天宮2号は2016年9月15日に軌道上に打ち上げられた。軌道上の設計寿命は2年。現在まで軌道上を1000日以上飛行しており、プラットフォーム及びペイロードの機能が正常でコンディションが良好だ。制御を受け大気圏再突入するための各種準備作業が、予定の計画に基づき着実かつ安定的に推進されている。

中国有人宇宙飛行事業弁公室によると、天宮2号の大気圏再突入後、中国は直ちに情報を発表し、関連情報を報告する。責任ある大国としての国際的な義務をしっかり履行する。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年7月15日

  

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