ホテルのシーツやバスタオルが「宿泊客が変わるたびに新しいものに取り換えられているか?」というのは、宿泊客にとって常に関心を抱く問題だと言っても過言ではない。このほど、「ホテルのシーツが何回洗濯されたかスキャンすればわかる」というトピックが微博(ウェイボー)の話題のトピックで1位にランキングし、注目を集めている。人民日報が伝えた。
このほど湖北省武漢市で初の「グリーン洗濯基地」が正式に運営をスタートした。ここでは全てのタオルとシーツにチップが埋め込まれており、またQRコードもまもなくプリントされる予定で、ホテルの宿泊客はQRコードをスキャンさえすれば洗濯情報をチェックすることができる。
「布草(リネン)」とはホテルのベッドシーツ、布団カバー、タオルなどを指す総称。武漢市発展改革委員会(発改委)の関係者によると、現在武漢市にはホテルが3432軒あるが、一部の高級ホテルが自身の洗濯室でリネンを洗濯している以外は、全て第三者企業に洗濯を外注しているとした。
武漢新洲区初の「グリーン洗濯基地」の従業員がホテルから送られてきたシーツを洗濯処理する様子(撮影・廖君)。
取材したところ、小さなものはタオルから、大きなものは布団カバーまで、リネン類の隅にはライターよりもやや小さいチップが縫い込まれていた。このチップは水や高温に強く、シーツやタオル、バスタオル、布団カバーに縫い込めば、そのホテルリネンそれぞれに電子身分証をつけたことになり、「宿泊客が変わるたびに新しいものに取り換えられているか」という問題を透明化できる。
また洗濯工場の従業員は、現在全てのリネンにQRコードを印刷することを試みており、まもなく運用を始めることを明かした。(編集TG)
「人民網日本語版」2019年7月9日