宇宙技術の広範な応用を推進、中国が10大行動計画を発表

湖南省長沙市で開催された2019年中国宇宙の日始動式並びに中国宇宙大会開幕式において、国家航天局は「中国が宇宙事業で国連2030アジェンダをサポートする声明」を発表し、「国家科学技術重大特定プロジェクト、重大宇宙プロジェクト、宇宙科学研究ミッションの実施」などの10大行動計画を展開することを打ち出した。科技日報が伝えた。

これには次の内容が含まれる。▽国家科学技術重大特定プロジェクト、重大宇宙プロジェクト、宇宙科学研究ミッションの実施。▽宇宙情報回廊の構築、衛星資源の開放・共有の促進。▽宇宙技術の農業、林業、牧畜業、観光業、農村部金融などの分野での幅広い応用の推進、ターゲットを絞った貧困者支援のサポート。▽遠隔医療、疾患予防、遠隔教育のサポート、社会保障サービスの水準向上。▽災害モニタリング、早期警戒、総合評価、災害復興などの減災・防災活動の宇宙情報技術サポート。▽パリ協定の履行、衛星による世界気候変動のモニタリングと研究、人類の気候変動への対応力の向上。▽大気、水資源、生態、海洋の環境モニタリング及び評価の展開。▽商業宇宙事業の発展支援、衛星の応用推進、宇宙技術の移転・転化の促進、「宇宙＋」産業の構築。▽衛星技術によるレッドラインモニタリング、スマート型政務、交通、コミュニティ建設の支援。▽宇宙教育、技術訓練、宇宙科学普及の持続的な展開。（編集YF）

「人民網日本語版」2019年4月25日