四川省の成都パンダ繁育研究基地(以下、「パンダ基地」)では7月6日、米国のアトランタ動物園生まれで中国に帰国したジャイアントパンダ「阿宝(アーバオ)」が双子の赤ちゃんを無事出産した。同日午前7時41分、まず1頭目が生まれ、出生時体重211.6グラムの雄だった。午前9時28分には2頭目が生まれ、出生時体重は209グラムの雌の赤ちゃんだった。現時点で、母子ともに異常は見られないという。パンダ基地で飼育されているパンダが出産した双子の赤ちゃんとしては、パンダ基地が統計を取り初めて以来、最も体重が重い2頭となった。中央テレビニュースアプリが伝えた。
2019年3月20日、パンダ「阿宝」に対する人工授精が行われた。「阿宝」は、妊娠期間中、とても穏やかで、出産前にありがちなイライラした行為はあまり見られなかったが、動きは総じて活発ではなくなった。赤ちゃんパンダが2頭とも体重200グラムを上回ったことについて、パンダ基地の専門家は、「一般的にパンダの赤ちゃんの出生時体重は平均150グラム前後で、双子の場合、1頭は重く、もう1頭は軽いケースが多い。双子の赤ちゃんの出生時体重がいずれも200グラムを超えることは極めて珍しい」と説明した。
2019年7月8日までにパンダ基地では、累計191回の出産で298頭が生まれ、現在赤ちゃんパンダ200頭が飼育されている。このうち、海外では、22回の出産で37頭が生まれた。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年7月9日