おなじみのアニメキャラクターが「タイムスリップ」して中国の古画に登場すると、どんな感じになるのだろう?北京で最近開催された絵画展「タイムマシン」では、そのような絵画作品約30点が展示された。中国新聞網が報じた。
展示されている作品は、古代に描かれた絵のような画風だが、近寄ってよく見ると、「なにかが違う」と感じる。例えば、この青緑山水画をよく見ると、中国伝統の衣装を着た「ドラえもん」がいる。絵のタイトルのほうはもっとストレートで、なんと「ドラえもんの高山流水」だ。
「ドラえもんの高山流水」
この古風な水墨山水画には、ゴルフクラブを持ってスイングしている「いにしえ人」がいる。
「スイング」
山や松の木、鶴などが描かれたこの山水画には、アニメチックな潜水艦が登場している。
「ドラえもんの黄色い潜水艇」
これら現代の要素が盛り込まれた「古画」は全て、「80後(1980年代生まれ)」のアーティスト・王赫さんの作品だ。王さんは、中国の国家級無形文化遺産・古書画模写・複製技能継承チームのメンバーでもある。