14億の人口を擁する中国で年中果物が食べられる理由は?

人民網日本語版 2019年08月14日13:47

盛大な果物の宴が中国で繰り広げられている。過去の資料によると、中国の14億の人々は、年間で全世界の柿の73%、梨の68%、スイカの67%、桃・スモモの58%、キウイフルーツの50%、リンゴの49%、柑橘類の27%、ブドウの17%、マンゴー・バナナの10%を食べつくしている。

(中国の一部果物の生産高が世界生産高に占める割合。ほぼ消費量の割合と同一視できる。グラフ作成:張靖/星球研究所)

13万2千平方メートルの土地が開墾され、果樹園とスイカなどの果物畑になった。この広さは、福建省の面積に相当する。

この果樹園・果物畑では、LEDライトが光を補い、開花を促進する。こうしたさまざまな新技術の絶え間ない応用により、生産量の拡大が加速されている。

(広西壮族自治区南寧市のドラゴンフルーツ栽培拠点で、無数のLEDライトに同時に灯りがともされた壮観な光景。画像提供:VCG)

そして、多数の農民と技術者が懸命に働いている。果物産業の従事者数は、多くの国の総人口を上回っている。

2018年、中国の農民と技術者は、世界の総生産量の31.4%にあたる2億5千万トンの果物を生産した。

では、これらの果樹園は、中国の14億の人々の需要をどうやって満足させているのだろう?

「生産高」三大王

① スイカ

スイカはアフリカ原産であるが、適応性が高いことから、中国大陸の南から北に至る各地で生産されるようになった。スイカだけで、中国産果物の総生産高の25%を占めている。

(中国スイカの生産量分布。マップ作成:張靖&鞏向傑/星球研究所)

(吉林省洮南市黒水鎮でのスイカの収穫。撮影:邱会寧)

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