人民網日本語版>>カルチャー

中国の伝統楽器・古琴を製作し、その文化を伝える「90後」の男性

人民網日本語版 2019年08月27日09:13
中国の伝統楽器・古琴を製作し、その文化を伝える「90後」の男性

1991年生まれの徐氷さんは、河南省蘭考縣徐場村の村民だ。そして徐場村は有名な「民族楽器村」でもある。新華網が報じた。

徐さんは、子供の頃から中華伝統文化が大好きだったのだという。特に、中国の伝統楽器・古琴が大好きで、大学卒業後は、実家に戻って古琴の製造と、演奏を学ぶようになった。 古琴の製造工程はとても複雑で、材料選びから弦を張るまで 数十のプロセスがある。そして、古琴1本を製作するのに2年もかかる。2014年から、徐さんは、北京や天津、上海、広州などに足を運んで、唐の時代から続く伝統的な古琴の製作の仕方を学んだ。現在、たくさんの古琴奏者が、徐さんの工房を訪問して、徐さんが製作した古琴を購入するようになっている。また、古琴の専門家からもたくさんの注文を受けているという。 近年、古琴の文化をより一層伝えていくために、徐さんは「墨武琴館」を開設したほか、各地に出向いて、無料で古琴の演奏を教えている。「古琴文化を世界各地に伝え、一人でも多くの人に古琴のことを知り、好きになってもらいたい。そして、そこに詰まっている文化と知恵も知ってもらいたい」と徐さんは語っている。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年8月27日  

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 次ページ

関連記事

おすすめ写真

コメント

ランキング