第12回中国芸術フェスティバル・芸能&文化クリエイティブグッズ博覧会が先ごろ上海展覧センターで行われた。同イベントは、中国の芸能作品1169点と文化クリエイティブグッズ5757点を集めた文化の祭典。中国の芸術の最高水準を代表する中国国家京劇院も、同芸術フェスティバルで一連の文化クリエイティブ商品を打ち出した。同劇院は、故宮と頤和園に次いでクリエイティブグッズ分野に参入した国家級文化機関となった。
国家京劇院の文化クリエイティブグッズのブースには、生活や無形文化遺産、工芸、デジタルといったカテゴリーの商品が展示された。そのうち京劇の隈取である「臉譜」の「生(男役)、旦(女形)、浄(敵役)、丑(道化役)」の4デザインからなるフェイスパック商品は、「臉譜」という極めて個性的なデザインと、複雑で鮮やかな色使い、それに加えて作りこまれた使いやすい商品設計で、多くの来場者の注目を集めていた。国家京劇院文化クリエイティブ産業関連責任者によると、国家京劇院が創り上げたこの京劇「臉譜」フェイスパックは、一瞬で「京劇メイク」顔になれるパックで、「生、旦、浄、丑」の4種類の役柄の「臉譜」を忠実に再現しているのと同時に最大限一般消費者に適応するような改造が加えられている。なお、国家京劇院のこの京劇「臉譜」フェイスパックはまだ正式に発売されていないという。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年6月4日