中国は19日午後2時42分に酒泉衛星発射センターで「長征11号」キャリアロケットを使い、「珠海1号」衛星の03グループ(計5基)を打ち上げた。衛星は順調に予定の軌道に乗り、任務が無事成功した。新華社が伝えた。
「珠海1号」衛星プロジェクトは商業リモートセンシング衛星プロジェクトで、34基を製造し、それを打ち上げ、ネットワークを構築する計画。動画イメージング、ハイスペクトルイメージング、SARイメージング、赤外線イメージングなどの観測能力を持つ。衛星リモートセンシングデータを取得し、自然資源、生態環境、農業・農村などの業界の応用にサービスを提供する。01グループの2基と02グループの5基はそれぞれ2017年6月15日、2018年4月26日に打ち上げられ軌道に乗った。
今回の03グループ5基には、動画衛星1基とハイスペクトル衛星4基が含まれる。複数のハイスペクトル衛星は複数の軌道でネットワークを構築・運行し、中国のハイスペクトル衛星データ収集・取得能力を大幅に高める。
長征11号キャリアロケットは中国航天科技集団有限公司所属の中国キャリアロケット技術研究院によって開発された。哈爾浜(ハルビン)工業大学は衛星製品の開発・生産を担当。珠海欧比特宇航科技股フン有限公司(フンはにんべんに分)は応用システムの建設と運営を担当。
長征シリーズキャリアロケットの打ち上げは今回で311回目。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年9月20日