中国は北京時間8月31日午前7時41分に酒泉衛星発射センターで固体ロケット「快舟1号甲」を使い、中国科学院空間科学(2期)戦略的先導科学技術特定プロジェクトの初の衛星、微小重力技術実験衛星を打ち上げた。衛星は順調に予定の軌道に乗り、打ち上げ任務が無事成功した。科技日報が伝えた。
同衛星は重大基礎科学先端に関わるキーテクノロジーの実証実験を任務・目標としており、宇宙微小重力条件下の超高精度制御及び測量技術を軌道上で実験する。衛星の有効ペイロードには極小変形測量システム、超高精度センサーシステム、衛星プラットフォーム擾乱測量システムが含まれる。衛星が軌道上で検証する技術は、主に重力制御、極小構造変形制御、超安定姿勢制御、プラットフォーム擾乱加速度補償など。これらは超高精度測量物理に基づく宇宙科学任務及び重大基礎科学先端研究(スペース重力波探査、地球重力場反転、超高精度慣性航法)などの基礎を固める。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年9月2日