新中国成立70周年

北京大興国際空港開港初便を完全体験 移動距離ゼロ、顔認証システムなど (2)

人民網日本語版 2019年09月29日13:32

ハイテク自動チェックイン機でスピーディーに手続き

筆者は開港当日、南方航空の飛行機の搭乗までの流れを体験した。

顔認証システムを使って搭乗する男性。

南方航空の搭乗手続きは同社の微信(WeChat)公式アカウントを使ってできる。手続き後、預ける手荷物がない場合は、そのまま身分証明書を持って、保安検査を受けて、ターミナルビルに入ることができる。自動チェックイン機があるエリアでは、スマートロボット「小南」が飛行機の運航状況のほか、大興空港の測位、自動チェックイン機エリアの位置、リムジンバス、空港の中の各位置での案内スポットといった旅客の質問に答えてくれる。

南方航空は大興空港に、自動チェックイン機を30台、セルフ荷物預け機を78台設置し、旅客に9言語での案内を行っている。

将来的には保安検査に顔認証システム導入

保安検査をうける旅客(撮影・賈天勇)。

今後、大興空港の保安検査には、顔認証システムが採用される計画だ。実現すれば、旅客はパスポートや身分証明書、紙の搭乗券、電子版搭乗券などを提示せずに、顔認証システムを使って飛行機に搭乗できるようになる。南方航空は大興空港と連携し、搭乗口の装置を全面的にグレードアップし、旅客が搭乗手続きをする際に、個人情報と顔の情報のマッチングを自動で行い、搭乗口に到着し、そこを通過する際に、パスポートや搭乗券を提示しなくても、顔認証システムを使って本人確認を行えるようにする。

南方航空は、荷物とその運送状況を、旅客がスマホを使ってリアルタイムで確認できるようにしている。搭乗券のQRコードをスキャンすると、扱った荷物の情報を見ることができる。

飛行時間が首都国際空港より10-20分短縮

北京大興国際空港は地理的位置、空域の構造の面で、優位性を誇り、同空港から、南中、南西に向かう便の飛行時間は、北京首都国際空港より10-20分短い。

また、南中、南西から同空港に向かう便の飛行時間も北京首都国際空港より、10-20分短い。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年9月29日

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