新中国成立70周年

京雄都市間鉄道が開業 二等席は全席自由席

人民網日本語版 2019年09月27日16:30

26日に運行された京雄都市間鉄道の北京西―大興空港区間の一番列車。

26日午前6時56分、満員の乗客を乗せた高速列車「復興号」(C2701号)が、北京西駅17番ホームから発車、北京大興空港駅に向かった。これにより、京雄(北京―雄安新区)城際(都市間)鉄道の北京西―大興空港区間が正式に営業をスタートした。北京青年報が伝えた。

京雄都市間鉄道が電子チケットの導入を全面的に推し進めていることは、注目に値する。北京・天津・河北エリアにおいて、全線で電子チケットを導入した路線は、京雄都市間鉄道が初めてとなる。また、二等席には指定席が設けられておらず、一等席とビジネス席だけが全席指定となっている。

26日午前6時30分、北京西駅の第十待合室には、すでに乗車を待つ多くの乗客の姿があった。検札が始まると、乗客の何さんは、顔認証を受けるために前方にあるパネルを見つめ、同時に身分証を改札機にかざした。その瞬間、改札機のゲートが開いた。紙版のチケットは一切不要で、何さんは身分証だけでホームに入ることができた。「本当に便利だ。来る前にここは電子チケットを使うと聞いていたが、果たしてちゃんと使えるのだろうかといささか心配していた。まさかこんなに簡単だとは予想外だった」と何さんは感想を漏らした。

京雄都市間鉄道の乗客は携帯品や大型荷物が多く、また、乗客数がかなり多いと予想されるため、同鉄道を走る復興号にはそれに対応するための改装・改造の手が加えられた。二等席車両の座席配置は、従来の「2+3」から「2+2」に改造され、一列あたり1座席少なくなったため、通路の幅が0.53メートルから1.01メートルに拡がった。また、全車両に、28インチサイズの大型スーツケース7個を置くことができる荷物棚が計27セット備え付けられた。このほか、全車両で高速鉄道Wi-Fi接続サービスを利用できる。

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