新中国成立70周年

北京大興国際空港が開業、便利でスマートな機能の数々

人民網日本語版 2019年09月26日13:38

自動けん引駐車ロボット

北京大興国際空港が25日、正式に開業した。大興空港は世界最大の単体ターミナルビルで、3・4階が出発フロア、1・2階が到着フロア。うち1・4階がそれぞれ国際到着・出発フロア。新たに開通した大興空港高速道路はターミナルビル4階と直接つながる。

搭乗の全プロセスがセルフ・ペーパーレス化されている。北京大興国際空港の孔越副社長は「大興空港は航空各社と協力し、400台余のセルフ搭乗端末とセルフ手荷物預け入れ設備を設置している。乗客は身分証をかざすだけで、搭乗券のプリントアウト、荷物の預け入れを順調に行うことができる。これにワイヤレスRF手荷物札を張り付けることで、スマホで自分の荷物がどこにあるかを確認できる」と説明した。

保安検査ルートには顔認証などのスマートな新技術が導入された。ベルトコンベアが2本あり、旅客は交差しつつ柔軟に保安検査を通過できる。運営管理部運営管理業務マネージャーの銭媛媛氏によると、この設計は中国内の空港では初めて。

大興国際空港の開業後、自家用車で空港に便利に駐車できるのだろうか。大興国際空港駐車ビル運営者、首鋼基金S-Parkが明らかにしたところによると、大興国際空港駐車ビルは自動けん引(AGV)駐車ロボットを導入する。車を引き渡しエリアに乗り入れると、外のタッチパネルで操作し、車のナンバーと携帯電話の番号を確認した後、プリントアウトされたQRコードを手にするだけで離れることができる。それからロボットは引き渡しエリアに移動し、スキャンデータに基づき自動的にサイズを調節し、フォークリフトのように車の四輪を持ち上げ、適切な駐車位置まで運ぶ。この一部始終が自動的に行われる。駐車後、スマホには引受コードが記されたショートメールが届く。受取時にこのコード、もしくはQRコードを使いパネルを操作することで、車を受け取ることができる。大興国際空港駐車場運営者によると、試行中の駐車場は大興国際空港P2駐車場1階中間の区域にある。関連設備は調整中で、大興国際空港と同時に稼働開始する見通しだ。

大興空港は、旅客から見えない所でもテクノロジーチックとなっている。大興空港は開港時にカテゴリーⅢb計器着陸装置、HUD75メートル標準離陸及び高級地上管制4級基準を備える空港になる。この3つの基準はいずれも中国初。華北空管局大興空管センターの顔暁東副センター長は、「濃霧が発生し周辺の高速道路がすべて閉鎖された場合も、滑走路の視程が75メートルを下回らなければ、カテゴリーⅢb計器着陸性能を持つ航空機と資格を持つ乗務員は、大興空港で順調に着陸することができる」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年9月26日

  

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