ボランティアチーム旗を受け取るジャックさん(画像・武当山公安局提供)。
湖北省武当山で初となる外国人ボランティアチームが29日、武当山特区公安局ビル前で誕生した。
ボランティア第一陣としてチームメンバーとなったのは、米国、フランス、ノルウェー、カナダ、シンガポール、ポーランドなどからやって来た計8人。彼らはいずれも、武当山管轄区内に定住し、各武道館で武術を学んでおり、入門して平均3年以上の経験を持つ。彼らは、自身の語学面での優位性と専門性を活かし、対外開放・海外関連法律法規の普及・文化交流・社会公益・渉外争議の調停などの分野におけるボランティア活動に携わり、外国人が武当山を訪れて現地の人々と交流する際の重要な架け橋となり、外国人が武当山でよりスムーズに学習や生活を送ることができるようサポートする。
ボランティアのユニフォームに身を包み、任命書を受け取るジャックさん。
統計データによると、2018年、武当山の訪れた外国人は延べ約4万人、うち常住人口は400人以上で、外国人を受け入れている武道館は全市で23ヶ所に達している。
ボランティアチーム設立式典会場で、ボランティアチームのリーダーを務める米国出身のジャックさんが、興奮した面持ちで、ボランティア旗を受け取った。ジャックさんは9年前、米国から武当山に来て、ずっと現地で学び、生活してきた。流暢な中国語を話す彼は、すでに、本格的な「武当通」となっている。
「このような活動に参加できて本当に嬉しい。手助けを必要とする多くの人の力になれるだけではなく、より多くの人と知り合える」と話すジャックさんは、武当山に移り住んで以来、多くの中国人や外国人の友人ができ、皆でしょっちゅう集まり、武当文化の交流や武当武術の鍛錬を行ってきた。「新しくやって来た外国人に、武当文化を紹介し、彼らがここでの生活に早くなじみ、生活上の問題を解決するよう手助けしたい。さらに重要なことは、彼らが中国出入国関連知識や中国の法律法規をより良く理解するようサポートすることだ」とジャックさんは話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年9月30日