輸入博覧会が全世界的に高い人気を博す理由 (2)

人民網日本語版 2019年10月31日12:22

非常に高い人気は、中国の包括的な開放のたゆまぬ深化への世界中の企業の信頼を示すものでもある。関税水準はさらに下がり、ネガティブリストはさらに少なくなり、市場参入はさらに円滑になり、市場ルールはさらに透明なものになった。さらに高水準の対外開放を推し進める一連の重大な措置が相次いで実施され、各国の企業が中国市場に参入するための制度環境は絶えず優れたものに変えられ、中国のチャンスを分かち合うルートはさらに素早く手軽なものになっている。

「今後15年で中国の輸入する物品は30兆ドル、サービスは10兆ドルを超える見込みだ」。習主席が第1回輸入博覧会開幕式で示した中国の大市場についての予測は世界的に熱い議論を呼んだ。中国消費市場の台頭を、世界は一致して中国経済の長期安定的発展の重要な支えと見ており、これは各国企業が引き続き中国に投資するうえでの焦点でもある。

日本貿易振興機構(ジェトロ)は日本企業の出展を積極的に取りまとめ、中国市場で「大きな潜在的発展性を持つ」食品、農産品、医薬品などを重点的にPRしている。「輸入博覧会はこうした産品の中国における販路拡大に重要なプラットフォームを提供する」からだ。

シンガポールからは企業84社がチームを組んで参加する。シンガポール工商業連合会の張松声会長は「第1回輸入博覧会で得た成果から、中国に行ってイノベーティブな製品やサービスを展示することを望むシンガポール企業が増えている」と語る。

中国消費市場の魅力は規模だけでなく、それ以上に最適化し続ける構造による。「衣・食・使用」から「住まい・出かけ・旅行」へと、中国消費市場はサービス消費の割合が著しく高まり、流通方式のイノベーションが加速し、ネット小売の規模は世界首位に躍り出た。様々な変革の趨勢を前に、中国市場を世界のイノベーションを育む沃土と見なし、イノベーションの投入を増やし続ける多国籍企業が増えている。

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