百度ホットランキングがネットユーザーの検索及びニュース閲覧のビッグデータ分析により導き出した、過去1年間の各分野の最もホットなキーワードまたは話題でつくる「2019年度百度沸点ランキング」が9日、発表された。その中で先行発表されたのは「百度沸点2019年度テクノロジー流行語」だ。AI(人工知能)、5G、ブロックチェーン、ロボット、VR(バーチャルリアリティ)、AI人探し、スマートホーム、IoT(モノのインターネット)、顔認証決済、AR(拡張現実)が2019年に中国のネットユーザーから最も注目されたテクノロジー分野の流行語となった。環球網が伝えた。
ランキングによると、今年はAIの全面的な普及と商用化の1年で、産業のスマート化が各業界が注目する発展方向になっている。交通、工業、農業、医療などの主流業界は一つも例外ではない。中国のAI業界は現在、産業化の段階に入っている。中国国務院の計画によると、中国のAI中核産業規模は来年1500億元(1元は約15.5円)にのぼり、その後10年にわたり引き続き高度成長を維持する。AI技術のさらなる発展と実行に伴い、ディープラーニング、データ発掘、自動プログラミングなどもより多くの応用シーンを実現してくれる。AI技術の産業化発展の将来性は、今後さらに高くなると言える。
今年は5G商用元年だ。すでに中国移動、中国聯通、中国電信の3大電気通信事業者、そして中国広電が工業・情報化部(省)から5Gライセンスを獲得している。全国民が5Gの全面的な普及に期待している。5Gが特に注目を集めているのは、中国が5G技術により海外への依存を断ち切ったからだ。基地局の建設数、5G標準必須特許(SEP)出願関数で、中国は世界トップレベルの地位を占めている。
ネットユーザーはキーテクノロジーだけではなく、テクノロジーがもたらす革新的な応用にも注目している。「AI人探し」「顔認証決済」「スマートホーム」などは、ネットユーザーが今年最も注目したテクノロジーの応用だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年12月11日