王毅外交部長、「今年の中国周辺外交における3つの成果とは」

人民網日本語版 2019年12月25日09:34

王毅国務委員兼外交部長(外相)が23日、人民日報、中央広播電視総台の取材に応じた。

王外交部長は、今年、周辺諸国との外交における最も大きな成果として以下の3つを挙げた。

まず、周辺諸国との関係が全面的に改善し、発展した点。習近平国家主席がインドのチェンナイでナレンドラ・モディ首相と会談し、両国関係の発展方向を明確にした。中日関係は正しい軌道に戻り、積極的な勢いが現れた。中国と東南アジア諸国連合(ASEAN )との関係も全方位的で新たな段階に入り、「南中国海における行動規範」(COC)の交渉で重要な進展を実現した。中国と中央アジア諸国の関係や上海協力機構(SCO)の発展においてはいずれも新たな段階へと突入した。

次に、地域協力が重要な一歩を踏み出した点。中国が積極的に推進した結果、東アジア地域の包括的経済連携(RCEP)は協定内容の交渉を終え、署名に向けて努力することで一致している。中国・ASEAN自由貿易地域(ACFTA)のアップグレードに関する議定書が全面的に効力を発し、24日には第8回中日韓サミットが中国で開催され、三国の協力を促進するために新たな原動力が注入されることになるとみられている。

3つ目に、地域の情勢が全体的に安定した点。中国は朝鮮半島問題において積極的に交渉することを主張し、アフガニスタン問題の解決にも奔走し、インドとパキスタンに対して対話を呼びかけ、ミャンマーとバングラデシュの仲介役にもなっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年12月25日

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