王毅外交部長、「朝鮮半島問題は政治的に解決し、情勢悪化を防ぐべき」

人民網日本語版 2019年12月25日09:52

王毅国務委員兼外交部長(外相)が23日、人民日報、中央広播電視総台の取材に応じ、朝鮮半島情勢に対する見方を明らかにした。

王外交部長は、「最近、朝鮮半島の緊張が再び高まっている。その主な原因は、朝米がシンガポールで調印した合意が効果的に実施されていないからだ。朝鮮の正当で合理的な懸念が重視、解決されていない」との見方を示した。

そして、「平和の窓口がまた閉められそうになっており、対話の機会がどんどんなくなっている。こうした状況下で、中国とロシア両国は、果たすべき責任を担い、朝鮮半島の核問題を政治的に解決する勢いを保ち、情勢が悪化したり、制御不能になったりしないように、直ちに国連安保理に決議草案を提出した。私たちは、米国に対して、シンガポールで築いたコンセンサスをすぐに実行に移すよう呼び掛けている。そして、朝米双方に対して、朝鮮半島の恒久的な平和メカニズムを構築し、朝鮮半島の完全非核化を実現するための実行可能なロードマップを構築するよう提言している。中国はこの問題において引き続き建設的な役割を果たすことを望んでいる」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年12月25日

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