貴州省畢節市納雍県翰林学校はこのほど期末テストで成績優秀だった生徒90人に豚肉を贈り、保護者や世間から好評を博した。貴陽晩報が報じた。
学校が生徒に贈るものと言えば、現金や賞状、文房具などが一般的だ。では翰林学校はなぜ豚肉を贈ることにしたのだろうか?
1月10日午後、同校の創始者・王昊氏は取材に対して、「当校は民営の全寮制の学校だ。1年生から9年生まで設けられており、30クラス約1700人が当校で学んでいる。例年は、期末テスト後に毎回、1位は300元(1元は約15.86円)、2位は200元、3位は100元といった具合に、上位3位に入った生徒に現金を贈っていた。しかし今月7日になって、今回は豚肉を贈ればちょうど春節(旧正月、今年は1月25日)ムードを盛り上げることができると思った。当校は小鎮にある学校なので、生徒が豚肉を家に持ち帰るのは実用的であり、春節にもピッタリ。成績の優秀な生徒がさらに努力し、模範となるように激励するために、豚肉を贈るのはとても意義があると考えたからだ」と語った。
9日、同校では表彰式が開かれ、上位者から順番に豚肉が贈られた。1位は15キロ、2位は10キロ、3位は豚もも肉が贈られた。なかには、保護者と一緒に竹の棒に豚肉を吊るして持って帰る生徒もみられ、低学年の生徒の場合は、保護者が竹のカゴに入れて背負って持ち帰り、周囲の人々から羨望のまなざしを集めていた。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年1月14日