中国の出稼ぎ労働者7割が「地元に戻り不動産購入」望む

人民網日本語版 2020年01月15日15:19

春節(旧正月、今年は1月25日)を目前に控え、中国の出稼ぎ労働者人の帰省が既に始まっている。では、そのような労働者は帰省後、再び出稼ぎに出るのだろうか?それとも地元で仕事を見つけるのだろうか?中国で今、「地元に戻り不動産購入」が再び大きな話題となっている。中国新聞網が報じた。

生活情報サイト・58同城と不動産情報サイト・安居客がこのほど発表した「2019-2020年の地元に戻り不動産購入に関する調査報告」によると、調査の回答者68.6%が「地元に戻り不動産を購入する(地元の都市またはその省都)」意向を見せた。

年齢層別に見ると、地元に戻って不動産を購入したいと思っているのが一番多いのは80後(1980年代生まれ)で、74.0%を占めた。不動産購入の主な理由は「親や子供の世話」だった。85後(1985年から1989年生まれ)が地元に戻って不動産を購入したいと考えている主な理由は、「子供の教育」を考慮してのことで、その割合が70.4%に達した。「地元に戻り不動産を購入したい」と答えた90後(1990年代生まれ)は67.5%で、その主な理由は、「地元のほうが安い」や「もっといい家に住みたい」、「結婚」などだった。

報告によると、「地元に戻り不動産を購入したい」という人の「地元」で最も多いのは、新一線都市の重慶で、以下、成都、西安と続いた。中国の経済が、都市や構造の面でバランスよく発展しはじめ、その勢いが加速しているのに加えて、政策が追い風となり、総合的な実力が高い新一線都市の魅力が強まっており、それらの都市に「戻って」不動産を購入するというのが、多くの人の新しい選択肢になっている。

では、どのような価格帯の不動産が人気になっているのだろうか?報告によると、回答者のほとんどが1物件当たり「100-150万元(1元は約15.9円)」と答えた。昨年最も人気だったのは「50-100万元」の不動産だった。

間取りを見ると、最も人気なのは「3LDK」で、次に人気だったのは「120-150平方メートルの4LDK」だった。このように、地元に戻って不動産を購入する意向がある人のほとんどが大きめの不動産を購入して居住環境を改善したいと考えていることが分かる。夫婦と子供、両親が一緒に暮らす世帯なら、「3LDK」を選ぶと、それぞれに自分の部屋ができるためベストチョイスとなるからだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年1月15日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング