チベット、科学技術による農牧業への寄与度は51%

人民網日本語版 2020年01月15日15:02

西蔵(チベット)自治区財政庁が明らかにしたところによると、チベットの2019年の科学技術による農牧業への寄与度は51%にのぼり、10年前より16%上昇した。今年の59.5%という全国平均水準を8.5ポイント下回ったものの、差は明らかに縮小されている。人民日報が伝えた。

チベットは19年、補助金に代わる奨励金の支給、利子補給の貸付、プロジェクト補助などの手段により、科学技術革新と科学技術プロジェクトの実施を支援した。通年の財政科学技術支出は10億元(1元は約15.9円)以上。チベットの食糧生産と家畜出荷は19年持続的に増加し、うち食糧生産量は105万トンに達し、肉・乳製品の生産量は90万トン以上にのぼった。農業・牧畜製品加工業の生産高は前年比16%増の48億9000万元。

チベットは20年、農業・牧畜科学技術研究と成果応用の取り組みを拡大し、企業の科学技術への投資を促し、ハダカムギ、ヤク、乳牛など10カ所の高原生物産業拠点を構築する。同時にハダカムギやヤクの国家重点実験室の建設を加速し、13.3万ヘクタール以上の耕作地品質改善プロジェクトと30万頭家畜品種改良プロジェクトを展開し、野菜、肉・乳製品の生産量がいずれも100万トンに達することを保証する。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年1月15日

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