新型コロナウイルス感染による肺炎によって人々の暮らしは最近、変化を余儀なくされている。自宅での隔離を続けながら感染予防を心がけ、医療従事者を讃えながら武漢を応援する。そしてスマホを手にネットショッピングに精を出しながらネットニュースを閲覧することが、今年の春節(旧正月、2020年は1月25日)連休の「常態」となった。新華社が伝えた。
〇ネットショッピング増加率トップ10でペット関連スーパーが第2位に
1.12月と比べ、冷凍食品の売上が6倍増加し、デリバリープラットフォーム「Eleme」では、増加スピードトップの品目なった。
2.中国人のペットに対する愛の大きさはどれほど?それを証明するかのようにペット関連スーパーの受注量は約5倍増加した。飼い主たちは、自分の食料を確保すると同時に、ペットの犬や猫の餌も蓄えることも決して忘れなかったということだ。
3.医薬品の受注量も約3倍増加。自分や家族の健康を護るために、「備えあれば憂いなし」や「常に準備しておく」ことは、根本的な原則となっている。
4.蘭州ラーメン、生鮮食料品、火鍋、飲料・ミルクティー、ピザといったこれらのランクイン品目は、「食いしん坊」たちの自宅隔離中における「自己修養」の数々と言えるだろう。
〇自宅隔離を楽しく過ごすための囲碁や将棋、チェスなど卓上ゲームの需要増大
1.Elemeの統計データによると、ネットショッピングで購入されるあらゆる物品のうち、前月比31倍のマスクが、売上増加率トップに躍り出た。続く第2位は消毒液で9倍増。「毎日マスクを着用していれば、ウイルスは私に近づかない」という訳だ。多くの人々が、「今、マスク数百枚の在庫がある家は全て『大富豪』だ」と言うのも無理はない。
2.将棋、五目並べ、トランプ、ダーツ、ジェンズ(羽根蹴りゲーム)が続々とランクイン?どうやら人々はすでにそれぞれ自分に合った「自宅隔離を楽しく過ごす方法」を見つけたようだ。
このほか、装飾書画や茶道具セットも二桁台の伸びを見せている。中国人の年越しは常にとても重視されている祝日であるため、たとえ新年の挨拶に訪れる人がいなくても、家の中に年越し用の飾りは欠かせないという訳だ。
〇病院のネットショッピング注文量が倍増
Elemeの統計データによると、新型コロナウイルス感染による肺炎の発生・拡大から、医療機関からの注文量が倍増した。スタッフの残業が増えたため、デリバリー注文量が激増した状況からも、新型コロナウイルスと最前線で闘う医療関係者に対して大きな敬意を表さずにはいられない。(編集KM)
(データ収集期間:1月24日―2月8日/図表作成:李驍◇【女へんに冊】)
「人民網日本語版」2020年2月11日