米国は中国企業と中米の商業協力を客観的かつ公正に見るべき

人民網日本語版 2020年02月19日11:48

米政府が米ゼネラル・エレクトリック(GE)による中国商用飛機(COMAC)の旅客機「C919」へのエンジン供給の継続を阻止することを検討しているとの報道について、外交部(外務省)の耿爽報道官は18日のオンライン定例記者会見で「我々は米側に対して、中国企業及び中米間の正常な商業協力を客観的かつ公正に見て、これを不当にかき乱すよりも前向きに推進するよう促す」と表明した。

報道によると、米政府はGEによるCOMACの旅客機「C919」へのエンジン供給の継続を阻止する提案を検討している。中国側がリバースエンジニアリングによりエンジンを模倣して、米国の商業的利益を損なう可能性を懸念してのものだという。

耿報道官は「我々はその報道に留意している。報道の中で、GE側がエンジン関連の先進製造技術を模倣するのは米側の一部高官の想像より遥かに難しいとして米政府の提案に疑問を呈したうえ、『すでに我々は中国側と長年協力している。もし中国側が模倣したいのなら、なにも今まで待つ必要はなく、とっくに始めていただろう』と表明したことに、我々は注意を払っている」と表明。

「この報道内容が事実なら、米実業界の人々は米政府内の一部高官よりも常識と事理をわきまえており、真実を語るのであるらしいことを物語っている。米政府内のこうした高官は科学技術に無知で、市場原則をないがしろにし、中国の発展にパニックをきたしている」と述べた。

また「これは米側が政治的手段で中米間の商業協力を破壊し、中国を不当に抑制していることのまた新たな例証だ」と指摘。

「ここしばらくの米側の手法は中国企業の合法的権益を損なうだけでなく、長期的に見れば米国自身の企業の利益にもならないうえ、両国さらには世界の正常な科学技術交流と経済貿易協力を深刻に妨げるものだ。我々は米側に対して、中国企業及び中米間の正常な商業協力を客観的かつ公正に見て、これを不当にかき乱すよりも前向きに推進するよう促す」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年2月19日

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