ポンペオ氏はイデオロギー的偏見を捨て、中国の政治制度への中傷を止めるべき

人民網日本語版 2020年02月12日15:10

ポンペオ米国務長官がこのほど米地方政府に対中協力への慎重姿勢を求めたことについて、中国外交部(外務省)の耿爽報道官は11日のオンライン定例記者会見で、冷戦思考とイデオロギー的偏見を捨て、中米関係の歴史と基本的事実を尊重し、中国の政治制度への中傷を止めるようポンペオ氏に忠告した。

【記者】ポンペオ米国務長官はこのほど全米知事協会会合での演説で「米中の競争は連邦から地方レベルまで全面的に繰り広げられている。中国側は自由で開かれた米国の政治体制の特徴を利用して米国の各州に対して影響を加え、浸透を行っている」と述べ、米地方政府に中国との競争を重視し、対中協力に慎重な姿勢を取るよう求めた。これについて、中国側としてコメントは。

【耿報道官】ポンペオ氏の演説は中米関係の歴史と現実を顧みず、全編冷戦思考と政治的偏見に満ちている。中国側はこれに断固として反対する。

中米が交流を再開した当初から、双方は両国の政治制度の違いをはっきりと認識していた。中米間の3つの共同コミュニケが、双方が常に互いを尊重し、互いの内政に干渉せず、対等に接する必要性を強調したのはこのためだ。

国交樹立後の40年余り、中米関係は曲折を経たものの、全体的には前向きに発展し、両国民に確かな利益をもたらし、アジア太平洋と世界の平和・安定・繁栄を力強く促進してきた。これは争う余地のない事実であり、誰であれ数言で消し去ることのできるものではない。地方協力と人的・文化的交流は中米関係の重要部分をなす。地方交流と人的・文化的交流の強化は両国民共通の願いであり、双方の共通利益にもかなう。米国務長官でありながらこれを推進しないばかりか、反対に意図的に妨害し、両国民の願いに反した行動を取るのは、理解に苦しむ。中国の在米公館と各種人民団体は一貫して国際法と中米間の二国間協定に従い事を行っており、米国の各レベルの政府との交流も両国の相互理解・交流・協力を促進するためであり、理にかない合法的で、公明正大であり、何ら非難すべき点はない。

我々はポンペオ氏に対して、冷戦思考とイデオロギー的偏見を捨て、中米関係の歴史と基本的事実を尊重し、中国の政治制度への中傷を止め、両国間の正常な交流や協力を妨害・破壊する事をするのを止めるよう忠告する。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年2月12日

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