薬が入ったビニール袋を全身からぶら下げているこの人の名は豊楓さん。湖北省武漢市江岸区後湖街道恵民苑コミュニティのグリッド管理スタッフで、重い持病を抱えている住民が薬を手に入れられるようサポートする仕事を担っている。
2月24日朝5時過ぎ、豊さんは2人のスタッフとともに、黄石路にある薬局を訪れ、列に並んで順番待ちし、薬を購入した。
前日と前々日は整理番号札を手に入れられなかったため、この日手に入れなければならない薬はなんと約100人分に。
豊さんが薬局から出た時には、すでに午後5時を回っていた。豊さんは12時間近くかけて、コミュニティの重症患者に必要な薬を手に入れたことになる。