中国の番組「歌手2020」でMISIAが「明日へ」を熱唱 中国語で中国にエール

人民網日本語版 2020年02月25日09:13

中国湖南衛星テレビの音楽番組「歌手・当打之年」(歌手2020)の3回戦に日本の歌姫MISIAが出演し1位となった。ネットユーザーらも次々に、「1位にふさわしい」と絶賛の声を寄せている。

今回は日本から生中継の形で出演したMISIAは、バンドメンバーと共に、圧倒的な歌声を披露。今回選んだのは東日本大震災復興応援メッセージソング「明日へ」で、新型肺炎下の中国に「がんばれ、いっしょにがんばろう」という思いを込めて熱唱した。歌い始める前、MISIAはステージ上でロウソク1万本に1本1本火をつけ、新型コロナウイルスと闘う中国にエールを送った。中国の視聴者は、歌詞の日本語は分からないものの、その声に胸を揺さぶられ、涙を流した。歌い終わった後、MISIAは数秒上を見つめ、涙を浮かべながら、最後に「一緒にがんばろう!」と中国語でエールを送った。

MISIAは、「歌手2020」に出演する歌手の中では唯一の外国人歌手であるだけでなく、唯一すでに歌手としての豊かな実績を積んでいる歌手だ。これまでに、「逢いたくていま」と「銀の龍の背に乗って」、「明日へ」の合わせて3曲を披露した。曲によって、込められた思いは異なるものの、どの曲も、彼女が歌い始めると、聞いている人がその曲の中に引き込まれていく。2回戦で披露した「銀の龍の背に乗って」は、中島みゆきの作品で、米国の中国系歌手・范■琪(ファン・ファン、■は王へんに韋)が「最初的夢想」というタイトルでカバーしたこともある。MISIAは、前半を日本語で、そして後半を中国語で熱唱し、その圧倒的な歌唱力で聞いている人を感動の渦に巻き込んだ。この歌に中国語を盛り込んだのは、中国語のポピュラーミュージックに敬意を示し、中国の視聴者に対する友好の思いを表現し、伝えるためだという。MISIAは同番組のインタビューに初めて応えた際にも、出演することにした理由について、「この番組を通して、日本と中国の国民の交流を促進し、その親睦を深めたいから」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年2月25日

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