
突然の感染拡大で、中国全土のレイブファンが自宅で横になり続けて手足がすっかり退化してしまうほど退屈な思いをしていたとき、2月8日、全国で最も人気のバーの一つであるTAXXが、ショート動画共有アプリ「抖音(Tik Tok)」で「クラウド・レイブ」を開催した。そのライブ配信には最大時7万1千人がアクセスし、4時間連続で抖音のライブ配信ランキング1位を独占。チップの支払い収入は70万元を超えた。
これに続いて、北京のOT(One Third)バーも抖音のライブ配信でクラウド・レイブを5時間行い、累計で121万3千人以上の人がオンラインでアクセス。ネットユーザーらから200万元以上のチップの支払いがあり、新記録を更新した。
各大型バーやレーベルが「クラウド・レイブ」を行うようになっているほか、多くのフリーのDJらもこうしたイベントに加わっている。20日間で、それまでバーでレイブに興じていた人々が毎晩自宅で盛り上がるようになっている。
TAXX集団総経理阮靚亮氏はメディアに対し、「企業活動停止は人々の健康を考えてのことだが、多くの顧客は自宅での精神状態が悪くなり、ストレスも大きいということがだんだんと分かってきた」と明かしている。そこでTAXXでは、顧客のストレス緩和のため、抖音でレイブをライブ配信することにしたのだという。
TAXXとしては、初めは単に顧客のストレス解消を目的として始めたもので、これほど大きな反響があるとは思いもしなかったという。そのためTAXXは営利目的でレイブをライブ配信したわけではないとしており、阮氏は、「初日のライブ配信の収益とそれ以降の収益については、TAXXは経費とライブ配信プラットフォーム使用料を指し引いた金額を全額武漢に寄付し、運営コストは自社で負担する」としている。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年3月5日
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