米連邦準備制度理事会(FRB)は3日、政策金利を0.5%(50ベーシスポイント)引き下げると発表した。FRBが大幅利下げに踏み切った理由は何か。どのような影響をもたらすか。他国の中央銀行も追随するだろうか。中国新聞網が伝えた。
なぜ利下げ?
3月3日、FRBは0.5%の大幅利下げを発表し、政策金利の誘導目標を1.00-1.25%とした。
FRBは、「米国経済の基本的側面は依然として力強さがあるが、新型コロナウイルスによる肺炎が状況が絶えず変化するというリスクを経済活動にもたらした。このリスクを踏まえ、最大限の雇用と最大限の価格安定との目標の達成を支援するために、利下げを決定した」と説明した。
FRBは、「事態の推移と経済の見通しへの影響を密接にモニタリングしており、金利ツールを利用し、状況を見て行動を取り経済を支える」とした。
今回の利下げはFRBの今年初めての利下げだ。市場にはすでに利下げへの期待があったが、利下げを発表したのは米国の株式市場の取り引き時間内のことで、これは尋常なことではない。
FRBのパウエル議長は、「利下げの狙いは米国経済が力強さを保つよう支援することにある。FRBは経済がこれからリスクに直面すると考え、行動を選択した」と述べた。
どのような影響が?
利下げによって市場により十分な資金が流れることになるため、一般的に株式市場にとっては好材料だと考えられている。