2020两会

冷食、テント、シャンパングラス…屋外パーティで盛り上がる「ピクニック経済」 (3)

人民網日本語版 2020年06月01日09:22

ピクニックなら郊外の公園が第一の選択肢

旅行サイトの馬蜂窩旅遊網のビッグデータによれば、今年3月以降、ピクニックをテーマにした観光の人気が前年同期比132%上昇した。玉渡山、オリンピック森林公園、朝陽公園、東郊湿地公園が北京市民が最も注目する人気のピクニックスポットだ。

しかしピクニックに適した場所を見つけるのはそれほど容易ではない。胡さんは、「上の世代の人が考える野外炊事やバーベキューなどのピクニックスタイルとは違い、今のピクニックブームでは冷製フードが中心だ。ピクニック人口が増えるのにともない、芝生があって、木陰があって、座れる平たい場所を見つけるのは難しくなった。静かに過ごしたいと思えば、人気は今ひとつで、場所的にちょっと遠い、新たに開放された郊外の公園に行くしかない」と指摘した。

筆者の調査によると、芝生に座ってピクニックをすることを禁止しているところもある。念壇公園の法執行チームの隊員によると、「緑地でのピクニックはマナー違反だ。観光客は公園内の公共のテーブルに座って食事をするべきだ。最近、うちのチームは湖の側でのピクニックなどのマナー違反行為をやめるように取締っている。火を使う屋外のバーベキューに至っては、北京の公園のほとんどで禁止されている」という。

果物・野菜狩り農園、農家民宿の中にはこれまでもあったバーベキューをバージョンアップして、ピクニックの場所を提供するところもある。通州区▲城鎮(▲はさんずいに路)の果物・野菜狩り農園のオーナーは、「今はサクランボのシーズンで、果物狩りのほか、サクランボの木の下でピクニックもできる。弁当付きのピクニックコースと、バーベキューコンロを貸し出すバーベキューコースと2種類のコースがある」と話した。

筆者の取材でわかったのは、家の近所で満ちたりた午後の時間を過ごしたい北京市民の大半にとって、コストの点でも、便利さの点でも、郊外の公園が依然として最も理想的なピクニックのスポットということだ。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年6月1日

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